恐怖の看護婦

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 次の日の早朝 うっすらと朝日が差し込んで明るくなってきたトイレの個室で、Aさんは目を覚ましました。 「ああ、ゆうべは大変な目に遭ったんだった」 昨夜の出来事を夢のように思い出しながらドアを開けようとしましたが… おかしなことにドアは びくとも動きません。   鍵も外したし何かが引っかかっているのかな… と 上を見上げたAさんは 再度気を失いました。 Aさんが目にしたものは 個室の上のすきまに指をかけて目だけで中を覗き込んでいる、ゆうべの看護婦の姿でした。 看護婦は諦めて行ってしまったのではなく、鍵を開けることができないと、わかってから一晩中Aさんを見張っていたのでした。 Aさんはその後 すっかり昼になってから 同じ階の患者さんに助けられました。
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