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桃は毎朝、家に来てくれた。
中学校の時と変わらず、毎日一緒に学校行って、どっか遊んで帰ったりした。
そんな毎日で安心した自分がいたんだ。
友達も出来て、クラスも馴染んで来た頃、桃と喧嘩した。
「ねぇ、恋歌。」
「なーに??」
「あたし、今日から一緒に帰れないし、学校も一緒に行けなくなった!」
「え、何で!?」
「彼氏出来たんだ♪」
「え、桃好きな人いたの!?」
「んー、いなかったけど、今さっき告白されて付き合う事にした★ちょーイケメンだよー♪後で紹介すんね♪」
「な、なにそれ…」
「え、なに、友達に彼氏が出来たってのに祝福してくんないの!?意味分かんない!!」
「もーいい」
全然好きじゃない人に告白されて、付き合って、今日から一緒に帰れないって…
それってさっき告白されて付き合った人と帰るからって事でしょ!?
こっちの方が意味分かんないよ。
何年も一緒だったのに、思い出ってそんな事で消えちゃうの!?
数分前に知り合った人に、桃を取られた気がして、無性に腹が立った。
私の方がずっとずっと、桃の事知ってるのに。
ずっとずっと仲良いのに。
なんでよ。
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