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よく晴れた空。白い雲。心地よい風が肌を撫で、俺は目を細めた。
よくあるこんな心の晴れる環境の中にいる俺も心が晴れる…………………はずだった!!!
今乗っているのが…俺が今乗っているのが警察の車でなければ!!
車はでこぼこした道を容疑者管理場がある街『イールズ』まで真っ直ぐ向かっている…。俺の心は空とは正反対に、この赤茶けて乾いた広い大地のようだ。
何故俺がこんな悲惨な状況の中にいるのか?それは思い返すこと…
~一時間前~
「すみません。…もしかして貴方がソルさんですか?」
「?」
街道を歩いていると見知らぬ男から声を掛けられた。
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