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「ワグナ様、家から男が二人、出てきます」
二人が出てきたのを確認した兵士がワグナに報告した。
「仕留めろ!あの家から出てくるヤツらは全て殺して構わん!」
その命令と同時に、周りの兵達がアベル達に襲い掛かって来た。
「ほとばしる雷……サンダー!」
アベルが雷の魔法を敵の軍勢に向かって放った。
見事に雷撃は兵数人を吹き飛ばした。
「くっ、魔導士か!俺が仕留めてやる!」
と一人の剣士がアベルに向かってきた。
アベルが剣士にサンダーを撃ったが、剣士はそれをかわしアベルに斬り掛かった。
「ヤベッ……外した」
「もらったぁ!………ぐぁ!?」
剣士は突然悲鳴を上げた。背中に槍が刺さったのだ。
もちろん、それはエドの物だ。
「助かった。やるじゃん!」
「お安い御用。次が来ますよ」
エドが言う通り、次々と敵が休む暇なく襲ってきた。
「多いな……さっさと士気官倒さないとキツいぞコリャー…」
アベルは軽い口調を叩きながらも魔法で兵達を蹴散らしてた。
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