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外に出ると休みの人が多いのか、あちこち店が繁盛しているようだ。
友達と楽しくおしゃべりしている子供もいる。
そんな様子をみてさらに孤独になる自分がいる。
なんでこうなっちゃったんだろう。
僕だってあんな風に・・・
そう思ったらじんわりと目に涙が溜まる。
それを親指でグイッと拭い、少し人が少ない路地へと移動した。
ここなら、まだ落ち着く・・・
ぶらぶらとそこら辺をさ迷っていると、頭に強い衝撃をくらう。
「ぐっ・・・!」
痛みに顔を歪ませ、僕はそのまま地面に倒れた。
下がコンクリートだったため、さらに顔を痛める。
僕はそのまま意識を失ってしまったんだ―――――。
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