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私が想像していたセックスとは全く違った
甘い夢を見ていただけなのかもしれないが、私はもっと優しく包み込まれるようなセックスを想像していた。
でも現実は違った。
部屋に入ると乱暴に押し倒された。
最初にシャワーに入ると思っていた私は驚いた
「布施さん…シャワーは?」
私は乱暴に服を脱がせる客に聞いた。
返事もせず私の服と下着を脱がせていく。
ドラマや漫画で見たような優しい愛撫もない。
セックスの経験がない私の体は恐怖心で硬くなっていた。
いきなり私の足を開き客は濡れてもいない私の中に入れてきた。
「痛い!」
思わず声が出た。
「なんだ?亜紀…まさか初めてか?」
「うん…初めての人は布施さんが良かったの…だから付いてきたの」
こんな時に必死に演技をしている自分が情けなく感じた。
布施はいやらしい笑みを浮かべて「女にしてやる」と服を脱いだ。
思わず凝視してしまった!
布施の体は全身入れ墨が彫ってあった。この人…ヤクザだったんだ…
私はセックスの痛みを我慢しながら、布施に興味を持ち始めていた。
いつもかなり羽振りよく金を使っている。
車も見る度に違う車に乗っていた。
時計は特注で作ったらしく文字盤がダイヤで見えなくなっていた。
値段を聞いたら一千万以上らしい。
クラブの客でたくさんヤクザを見てきたが、布施は別格なんだと悟った。
乱暴に私の胸を揉みながら布施は「亜紀…どうだ…気持ちいいか?これからはもっと気持ち良くなるぞ!」そう言いながら私の中に射精した
もちろんピルなんて飲んでいない!
私は一瞬頭が真っ白になった
でも今ここで布施の機嫌を損ねたら…
私は恐る恐る「布施さん…私ピル飲んでないよ…妊娠しちゃったらどうしよう。」
すると布施は慌てるでもなくタバコに火をつけてバックから帯のついた札束を出して私の胸の上に乗せた。
「心配するな。妊娠したら産めばいい。面倒はもちろんみる。とりあえずの生活費だ。クラブは辞めろ、俺の女が働いてるなんて恥だからな。会社も早く辞めろ。明日中にマンションを用意させるから荷物まとめておけ、家財道具は全部揃えておくから着替えだけでいい」
そう言うとシャワーに入って行った。
私は夢を見ているようだった
さっきまでの私は処女を捨てて風俗で働く事も考えていた。それがいきなり働かなくてもいい生活に変わった。
こんな事ってあるんだ…ドラマみたい。思わず声に出して呟いた。
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