『 みどりのかぜ。 』

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散る 木の葉 色を着ける このかぜに 僕を包む このかぜが 川の流れ 耳で見て 森のざわめき 目で聞いてみる                僕の体を運んでくれる みどりのかぜが教えてくれる                星の息吹を 聴かせてくれる                大切なモノ 知らせてくれる                十年の時 ただ流れ 百年の時 まだ流れ 千年の時 流れても 誰も 誰も 気付かない 誰か 誰か 気付いてあげて                木の葉が 遊ぶ このかぜを 君を包む このかぜを 世界のすべてと供にある 誰のそばにも 吹いている                世界のすべてと供にある みどりのかぜ みどりのかぜ
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