68649人が本棚に入れています
本棚に追加
彩香「私ね、あなた・・・・・倫の事が・・・――!」
その先を言おうとした瞬間、倫は彩香の頭を抱きしめるように自分の胸のほうに片手で引き寄せた
彩香「倫・・・・?」
不思議なって、少し顔を上げ倫の顔を見る
そこには、悔しいさやもどかしさを噛み締めたような、そんな顔がそこにあった
倫「大丈夫・・・・・・彩香
おまえの想いには気付いている」
彩香は驚きの顔をしている
『まさか、あの鈍感の倫が!』って顔だ
倫「最近のおまえとラディアを見てたらわかるさ
でも、今のオレにはその想いに応える事も出来ないし、その先の言葉を受ける権利もない」
彩香は倫の胸の中でただただその話しを聞いている
最初のコメントを投稿しよう!