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倫「血を・・・・くれないか・・・・?」
彩香「えっ!・・・・・あんた!?」
倫「そうだ・・・・・おまえが・・・思っている・・・とおりだ」
彩香は驚きを隠せなかった
そして、沈黙があたりを襲った
・・・・・・やっぱり、ダメか・・・
彩香「いいよ、早く血を吸わないとヤバイんでしょ」
倫「いいのか・・・・?」
彩香「あんたから頼んだくせに何言ってんの?
それにあんたとあたしの仲じゃない」
倫「・・・・・ありがとう」
倫の目から一粒の涙がこぼれた
組織に入ってから自分がハーフだということを知り、周りの人間は軽蔑した
だが、雄太や千里といった零番隊の人達は倫を仲間として迎えてくれた
その時の感じた優しさが今の彩香と酷似した
だから倫は涙を流したのだ
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