はじまり

7/25
前へ
/422ページ
次へ
「気が変わったら言ってね!」 そう言って笑う優子は、すでにバスケ部に入部している子のようだった。 そうこう話しているうちに下車する駅に電車が到着した。 間に合わないとはわかっていたが少しでも早く行こうと思い、電車を出た瞬間から二人は必死で走った。 学校に到着すると、まず正面玄関前に貼られているクラス分け表から、自分の名前を探し始めた。 端から順番に目を通していく。 「どこかな…。」 ドキドキしながらクラス分け表を見た。
/422ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4640人が本棚に入れています
本棚に追加