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とりあえず、自分の教室に行くようにと、プリントに書いてあったので、二人は教室を目指して階段を駆け上がった。
勢い良く階段を駆け上がるなんて久しぶりで、息が切れてしまった。
四階まで上がって左に曲がると、すぐにA組があった。
「じゃあ、東野さんまた後でね!」
優子は手を振ってから、A組のさらに向こうにあるC組まで走って行った。
彩香はドアの前で立ち止まった。
シンとしている雰囲気のせいか、閉まっているドアが非常に開けづらい気がした。
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