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その間にも不毛な言い合いは続いていた。
「まったく、血に飢えたガキは見苦しいのよ 引っ込んでなさい!」
「なっ!?ガキって言うな!大体見苦しいのはどっちだ空気ヒロインのくせに!この雪女!」
「ああ、あなた血じゃなくて男に飢えてるのね?だったらあなた前にお似合いの男連れてたじゃない、あのやられ役っぽいのはどうしたのよ。キリキリとか言ったかしら?」
「て めぇ・・・・よくも・・・」
「あと、あの時の顔芸も面白かったわよ?あれは持ちネタなの?」
「ブッ殺す!!」
ズガァン!!
『!!!』
「二人ともやめろ、見苦しいぞ」
「かっこうくんは引っ込んでて!!」
「てめーは引っ込んでいろ!!」
「霞王!勝手な事はやめろ!」
「引っ込んでろっていってんだろーがっ!うるせーんだよ!!」
「グハッ・・・」
霞王が爪を振り下ろし、カッコウは遠くへ吹き飛んでいった。
「カッコウくーーーーーーん!!!」
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