×始まり×

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「あなたが好きです。付き合ってください。」 「は?」 純太郎や茄菜、近くにいた生徒達も唖然とする。 私自身も驚いていたりするけど、 でも彼を見た瞬間なにかが私を支配して行動に出させたんだもの。仕方ないさ。うん。 「だからー、今あなたを見た瞬間好きになっちゃったんですって。だから付き合ってくださいっ!」 また言っておきます。 私は今までごく平凡な人生を歩んできました。 顔も体もハッキリ言って中の下で、自分に自信なんてございません。 なのにそんな私が生まれてはじめて人前で告白なんてしちゃったのです。かなり無謀。 ……… で、答えは…? 彼の顔が少し冷たい表情になり、口を開く。 「俺は君の事全く知らないし君も俺のこと知らないよね?ごめん、そういうの無理だから。」 そう言って彼は玄関へ入っていった。 だよねー、普通そうだよね。
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