×始まり×

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「うんっ」 少し顔を赤らめて茄菜は答える。 この反応をいつも見てるけど、茄菜は純太郎のこと好きだよね?絶対そうだよね?…問いただしたわけじゃないけどさ。 誰が好きだのなんだのって話は気にならなくはないけど面倒臭い。 だからなんとなく聞けずに終わる。 告っちゃえばいいのになぁと思う。茄菜は小柄ですっごく可愛いから。 たまに自分が惨めになるくらいに可愛い…。 なんて卑屈になっちゃ駄目だよね、うん。 考えるのやめやめっ!また純太郎達が私を不思議そうに見るから! たわいもない話をしていると、純太郎が空を見上げだす。
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