春との出逢い

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「よう!!!」 友達が朝から満面の笑みで迎えてくれた。 「ごめん、待ったか?」 「いや、俺も少し寝坊してさぁ~、今きたとこ。」 「お前は緊張感ねぇなぁ。」 「それはお互い様だろ!!」 「わはははは」 こいつの名前は林田 隼人。 ノリがよく、中学の頃から一番つるむ親友。 「こっから学校までどのくらいだっけ?」 俺が自転車の鍵を外しながら隼人に尋ねた。 「たぶん40分はかかるな。」
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