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その日の放課後。 私は、日直の花を教室で待っていた。 花は、お兄に会うらしく、一緒に帰る約束をしていた。   ガラッ!とドアが開き、花だと思い、振りかえる。   篠崎!!!   部活のジャージ。 ジャージ姿もなかなか…。 って違うって。 ひとりボケ、ツッコミ。   と思っていたら、知らないうちに、篠崎が近く居た。   !!!!!   「松井?」 じ―と見つめる。   「なっ…なによ…」 めちゃくちゃ動揺。 夢のコトがあってか、後ろめたい…。 見透かされてるようで―。   「最近、お前の視線ヤバイんだけど…。」   「は?」   篠崎がじりじり近づいてくる。 「誘ってんの?」   「え?」  
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