出逢い

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やっと着いた家には明かりが灯っていた。 私は少し驚いて、 家に入った。 この時間に親が帰って来る事は滅多に無い。 母親が私の顔を見て、 笑顔になった。 テストの結果が良かったと褒められた。 ご褒美に何か欲しい物は無いかと聞かれたので、 猫が欲しいと答える。 母親は少しの間悩んだが、 教育の為だと良いと返事をくれた。 私はまた走った。 息が上がって、 足も寒さで上手く動かない。 走ってる間に嫌な事ばかりが浮かんでくる。 イタイ クルシイ イジメナイデ ナンデモスルヨ ダカライジメナイデ ヒトリニシナイデ 私は走りながら 泣いた
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