-出逢い-

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彼は艶のある真っ黒な猫だった。耳先からしっぽまで、黒い宝石-ブラック・ダイヤのような何よりも美しい黒色の体。瞳は金色で陽が当たると光が反射してキラキラと輝く。 私とは正反対だと思ったその時、急に彼はこう言った。 「君は白いね。耳先からしっぽまで雪のように真っ白だ。瞳は海のように深く澄んだキレイな青色で、僕とはまるで正反対だね。」 と。私は、また恥ずかしくなって下にうつむいた。
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