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その後、紗稀はなんでも無かったかようにはしゃぎ回り、いつもと同じように練習に没頭した。
初めて話してから半年たって俺は紗稀に誘われて家に遊びに行った。
紗稀は両親、妹、弟がいて5人家族であった。
俺は両親とは水泳で仲が良かったが、紗稀の兄弟には初めて会った。
しかし紗稀の兄弟はためらいもなく、近寄って来てくれた。
元々、小さい子の世話が好きだった俺は、自分の兄弟みたいに接し気が付くと紗稀は微笑みながら俺の事を見ていた。
「どうした???
なんで笑ってるんだよ。」
紗稀が俺を見ている事に少し照れくさかった。
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