友達

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「どうした?? 泣いているなんてお前らしくないぞ!! 良かったらお前が抱え込んでいる事を俺に話してくれないか???」 紗稀は目から溢れ出す涙を拭き俺に背を向けながらそっと口を開いた。 「あのね。 私、好きだった人がいたの・・・・ けど、その人昔から心臓が弱い人で今朝市内の病院で亡くなったの・・・ その彼って言うのは山崎先輩なの。 知ってるでしょ??」 もちろん俺は知っていた。なぜなら俺の2歳年上の水泳の先輩なのだから・・・ 山崎先輩が亡くなったのも驚いたけれど、実際の俺は先輩と付き合ってたという紗稀に驚いた。 「山崎先輩??? だって、昨日の練習の時元気だったじゃん。 元々心臓が弱かった事は知ってたけど、そこまでひどいとは知らなかったよ」
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