初めに

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私、桜井音色。17歳。県立高校の2年生。特にクラスでも目立つ方じゃなぃ何処にでも居る女子高生。私が通う高校では、二年生になると文系・理系クラスに自分で選べると言うシステムで勿論私は文系。ソノ頃、私は数学が苦手だった。意味が分からないし授業中は友達に手紙書いて回す時間って思ってた。だからか数学の特選クラスのメンバーに決まった時はぁりえなぃーって思ってた。特選クラスとは、その分野の時間だけ成績が上位のわずか15人だけ集められた即席クラスの事。 そしてソレ(特選クラス )が、私と先生を巡り逢わせた。私が通う学校に教育実習生として先生がやって来た。先生はソノ、特選クラスを教育実習の期間限定で受け持つ事となる。 『初めまして、今日から二週間みなさんを教える教育実習生の高野秀樹です。短い間ですが宜しくお願いします』と教団に立ち先生は挨拶した。 私は先生の挨拶を聞いてる間、放心状態だった。ソノ時はまだ何故そうなったのか、ハッキリ自分でも解らなかった。
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