11人が本棚に入れています
本棚に追加
「無駄ですよ。私のチャームの力の前では、人間の意思など──何をクスクス笑っとるか!」
「いや…。その顔で『チャームの力』とか言うから…」
「キ・サ・マ~!!!!私だって好きで言っている訳ではない!」
「当たり前でしょ。好きで言ってたら、それこそ本物の変態よ」
「ぐっ…言いたい放題言いおって…!少しだけ血を頂くだけにしておこうかと思っていましたが…。貴方は私を侮辱し過ぎた!
償ってもらいますよ。貴方の血をもって!」
そう口にしたときの吸血鬼の眼が、紅色に染まっていた。
最初のコメントを投稿しよう!