暗く眠る想い

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「あの、すいません、三谷涼です。バッグ落としたみたいで…。」 「はい。こちらで間違いありませんか?」 「はい。ありがとうございました。」 良かった。何もなくなってなさそう。 あたしは財布など、貴重品が入ったバッグを受け取ってすぐなくなった物がないか調べた。 幸いにもお金も何も取られた物はないなようで、ホッと一安心したのも束の間。 新幹線の時間が迫っていた。 あー!もう、ついてない!やっぱり今日は仕事休めば良かった。 あたしはボストンバッグとハンドバッグを持ったことを確認して走った。 間に合わなかったら明日になっちゃう。明日じゃ間に合わない…。
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