夜花火

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誰でも胸の奥にある キレイで華やかで夢中になる 夜空を駆ける大きな恋 僕の胸の奥で目覚めた 小さく光り始めていた まだまだ弱く届かない…… 近いのに遠く見えた 遮るものばかり 君を遠ざかってく 無数の光の中 一度きり儚い夢 気がつくと音もなく 壊れそうだった 当たり前の景色が 今日は少し曇ってた 知らないまま散りゆく ひらひらと夜 花火…そっと 逃げては逃げてないふりして モヤモヤ想いにウソついて 罪悪感ばかりだけど 全てが空振りな気がして 被害妄想で埋め尽くす 難しくしてるのは僕だ 近づくと近くにいた 見ないふりをしてた 僕にサヨナラをした 無数の光の中 無我夢中で飛び込んだ 止まらない止められない 止まるはずなくて 消えないで いつまでも キヲクの中どこまでも 艶やかな この空に 打ち上げた夜 花火 風は味方にならず見放す 雨は楽しそうに降りしきる 星は苦笑して瞬く 強くなれず心モドカシク 君へつのる想いとともに 夜がはじけた 近いのに遠く見えた 遮るモノはない 君を遠ざかってく 無数の光の中 一度きり儚い夢 気がつくと音もなく 壊れそうだった 当たり前の景色が 今日は少し曇ってた 知らないまま散りゆく ひらひらと打ち上げた夜 花火…そっと
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