ヒマワリ

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君は何てゆう名前なの? 何処かでみた顔かも? 特に目立たない それは小さかったから? いつしか色がついて 目にとまることも増えた 少し背も伸びた いつか大人になるんだね 美しくなるにつれて その姿に引き寄せられ 本当は知ってたんだ 小さなあの頃から…… 心まで照らしてた 「太陽みたいになりたい!」 って あの頃の君は そう言ってたね そうさ! ちょっとだけでも 太陽に一歩近づくんだ まばゆい光を浴びて生きる まるでヒマワリ いつも側に この花を咲かせていよう 君は負けず嫌いなほうで 昔から変わらないね いつもひとりで 前だけをみつめてた 色んな現実を見てきて 環境も変わっただろう 独りよがりな 君はもうここにはいない 柔らかな日差しを背に 優しい瞳で僕を見てた 僕には前より 鮮やかな君が見えた 心から照らされた そんな気がした 心が満たされた 君がいたから? 心は照らされた 全てを優しく包んでた いつも僕を 暖めてくれてたんだね そうさ! “君”がここにいる 何もかも明るく照らしてた まばゆい光を放ち生きる 君はヒマワリ いつのまにか 過ぎる日々を 大切だと感じながら 季節は過ぎ 今日もまた二人で過ごしている 美しくなった君は 僕の隣で笑いかける 握りしめた手は 今も小さいから 変わらないまま…… 心に照らし出す! 瞬きも出来ないくらい あの頃の君も 忘れないように そうさ! ちょっとだけだけど 太陽に一歩近づいた! まばゆい愛を与えて生きる 君はヒマワリ
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