二十二歳

3/4
前へ
/34ページ
次へ
帰り道 君の名前を つぶやいて アスファルトに涙 まだ帰れない   キンモクセイ 咲いてる場所を 知りませんか かわいい女と 思われたくて   振り向けば 手の届く距離 君がいて ほころぶ顔を 縫う糸下さい   他愛ない 少女の不意な 一言で そんなにももう 傷つくな君   真に受けず さらりと流した「好きだよ」に 二度目はないと その後で知る  
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加