人生ゲーム~プロローグ~

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「はぁ…今日も暇だなぁ…」 呟いたって、暇がなくなるワケではない。 そんな事は分かっているが、呟きたくなるくらい暇なのだ。 「だーもー暇暇暇暇暇!」 ガバッと布団を投げる。 そう、つまりまだ起きたばかりだ。むしろまだ起きてすらいなかったのだが… 「何もする事がねぇっ!」 まずは歯を磨くなり顔を洗うなりすればいいのに、面倒だ。布団を投げて起きながら、 「あー…寒っ!でも布団取りにいくのもめんど…」 と、たかだか四畳半、腕を伸ばせば届く距離だというのに言ってしまう。 「暇な時はやっぱりゲームでもするに限るよな♪」 いきなり活発に動き出す辺り、自分がただの馬鹿に見えてくる。
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