エピローグ

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坂の上り下りを超え、最後の上り坂の上に我が聖光学園は存在する。 ここで少しこの学校について紹介をしておく。 聖高は普通の高校と少し違う。 ※適応係数ではじかれた生徒を隔離して世間に順応できるようにする高校だ。 ※適応係数=社会に迷惑をかける可能性を数値化したもの。高いほど危ない なので決してヤンキーだけが送られるわけではない。 世界「チャイムと同時に門を閉めるとは…」 里紗「いやーきれーだねー。門でかいねー。金かかってるねぇー」 純白再来!桃色吐息! だが突然の登場に驚く俺ではない。 世界「なんなら転校して来る?」 里紗「制服は?」 世界「なな…なら!ぼぼぼぼくが用意してあげげげげげげ…!」 里紗「…胸のところ丸く切り抜いてある制服…だろう?」 世界「そ…そそ…そんな鬼畜なことしません! だけどスカート丈が普通より3cmほど短いのしかないですが…。」 里紗「ふー、根性のないセクハラだな…。」 世界「怒った?」 里紗「ううん。嬉しい。いつもの世界だから。」 世界「いつも?」 里紗「さっき言い忘れたけど、お墓は絶対行ったらダメって言ったけど、どうしてもって時には行ってみな。ほいじゃ!よっと!」 またしても見事に自転車に乗った。 純白再来!桃源郷万歳! 里紗は笑顔のまま地平線の向こうに消えた。 世界「…さて学校だ」
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