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安倍晴明は、多くのナゾにつつまれた人物です。キツネの子であるとか、魔法のような力で怨霊を退治しただとか…様々な人ならぬ説が残っています。その上現代においては、彼の姿は痩身優美の貴公子のように、それは容姿端麗に描写され、もはや神秘的というか想像上の人物と言ってもおかしくは無いでしょう。しかし残念ながら、人とキツネの間に子供など出来ませんし、呪術に関しては先ほど説明した通りです。容姿について言えば、痩身優美といった資料は残っておらず、逆に、小太り、下膨れ、しかめっ面といった資料がのこされています。
今からしたら、この容姿は全然端麗とは言えませんよね。ですが平安時代の美的感覚では、結構ないい男だったそうです。更に言えば、独身のイメージがありますが彼は史実上奥さんがおり、子供も2人残しています。その上貴族達の信頼を得る為狡猾に奔走しており、85歳になって死ぬまで官人としてすごしていました。その時代で85歳はなかなかのご長寿で、よっぽど健康に気を使っていたのか、結構なずぶとい人だったと思われます。
失礼かもですが、個人的に、すごく期待外れです。
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