陰陽師について

陰陽道について

陰陽師が用いていた陰陽道の根幹となる思想は、「陰陽五行説」といいます。この陰陽五行説は５世紀から６世紀にかけて、ちょうど聖徳太子が活躍した頃に伝来したと言われています。
陰陽説とは、簡単に言えば万物は「陰」と「陽」の２つの要素に分類できるというもので、「太陽」と「月」、「男性」と「女性」、「天」と「地」…などの関係でこの世界が成立っているということを論じた思想です。
対して五行説は、その陰と陽の２つの要素をさらに「木」「火」「土」「金」「水」の５つに細分化し、それらが互いに対立、融合しながら循環する事によって、すべての物を存在させ、この世を動かしている、という思想です。
この時点でよくわからない方は、陰陽道とは「陰」と「陽」がすべての元であるという思想だと考えて下さればいいと思います。