はじまり

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ネ「ん?ここは?」     気が付いたらいつのまにか竹林に立っていた     ネ「?」     辺りを見回しても 同じ景色が続いている     ネ「なんでこんな所に…?」       行くあてもなくとりあえず前方に向かって歩き始めた         ネ「どこまで続くんだ?」        ネ「だいぶ歩いたと思うが…」         ネ「もうダメだ。疲れたぁ」     手頃な大きさの岩があったので 腰を掛けて休むことにした         ふと気が付くと 辺りはすっかり暗やみに   真っ暗な竹林の先に なにやら微かな光が見える       ネ「外灯にとまる虫の気持ちがよく分かるな」       ここで時間を潰しても仕方がないので 光の方へと歩き始める         ネ「家か?とりあえず行くしかないか」         竹林の少し開けた場所に立つ家 近くで見ると割と大きな平屋の一戸建   竹林の中に住んでいるのだから ここから出る道くらいは知っているだろう     そう思いながら 玄関へと向かう         ネ「こんばんわ~。ごめんくださ~い」         返事が無いし 誰も来ない       もう一度、呼び掛けようとした時 ガラスの格子戸の向こうに こちらに歩いてくる人影が見えた         ネ(お、これで帰り道が)       ガララララッ       つづけ    
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