チャンス!!

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「まだ、実行委員会の仕事、終わんないの?  終わったら、勉強教えてよなっ!」 口裏を合わせるように、 工藤君は、私に言った。 「わ、分かった!  もうすぐ終わるから、  終わったら、そっち行くねっ!」 タイミング良く、現れて、 私を助けてくれる工藤君。 その事の方にびっくりしたまま。 「早く来いよっ!!」 そう言って、工藤君は、 また練習場所へと戻って行った。 そして、私は慌てて自分の仕事をこなす。 また、工藤君に助けられた。 今日は、かなりの確率で、 工藤君としゃべってる私。 しかもいいタイミングで、助けてもらえて、 すごく嬉しいしっ! ドキドキが止まらない。 急いで仕事を終わらせようと思って、 頑張って仕事に取り組む私。 「んだよっ!」 そんな私を見て、 森君はふてくされていた。 「なぁ、香那ちゃん?  アイツと付き合ってる訳?」 へ? 唐突に、森君が私に聞いて来る。 「なぁ、どうなんだよっ。  仲良さ気だけどさぁ?」 機嫌が悪そうに、 私に突っ込む森君。 わ、私と、工藤君が、 つ、つ、付き合ってるって?! 仲良さそうって?!
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