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あの訳のわからない出来事から数日後。
弥生は気を取り直して、再び涼へのアタックを開始していた。
「浅井くん。ここ教えてほしいんだけど…」
「いいよ。見せて」
休み時間などを利用して、ちょくちょく、涼の元へと行った。
(やっぱり、王子様だなぁ。優しいし、みんなからの人気者だし)
理想通りの涼。
涼のことをたくさん知り、弥生は今までよりも、もっと涼の事が好きになっていた。
(この溢れる思い。伝えねば)
密かに意気込む弥生であった。
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