間違えたら恋をした

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「ちょっと…」 大変なことになった。 涼に告白して、ラブラブーになるはずが。 気づけは見知らぬ男の子にキスされている。 弥生は混乱しながらも、必死で抵抗する。 「…あれ?」 見知らぬ男の子は何かに気付いたみたいだ。 しかし、そのまま弥生を強引に観覧車へ連れ込んだ。 「とにかく来て」 二人っきりの観覧車は、かなりの勢いで異様だった。 「…」 (えっ?何?誰?って言うかあたしキスされた?) 弥生はもう、わけがわからなかった。 「あの…」 見知らぬ男の子が口を開く。 弥生はそいつを睨み付けてやった。 (何?なんなの!って言うかせっかくのチャンスが…) そして見知らぬ男の子は再び口を開く。 「あの…。あなたは…誰ですか?」 「!!」 「すみません。たぶん俺、間違えました」 (間違えた…?)
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