さ迷う少年

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真夜中のドライブ 当時私は まだ免許を持っていない学生で いつも彼の車でドライブを楽しんでました。 いつもより少し遠出をしたせいか 家路につくのが真夜中過ぎになり 田舎道というのもあって 人通りもなく車も走ってませんでした。 私は疲れもあって ついうたた寝をしてました…すると いきなり何かにぶつかったような衝撃が。 【ちょっと!何よ!今の】 【クソ!いきなりハンドル引っ張られたんだよ!…ガードレール引っかけちまった】 【寝てたんじゃないのぉ?!ちょっと…子供いたじゃない…ぶつかってないわよね?】 【はぁ?お前今何時だと思ってんだよ…2時過ぎてんだぞ。それに子供なんて居なかったぞ】 【いたってば!引っ返してよ!当ててたら大変じゃん】 ブツブツ言う彼氏を無視して私は 引き返してもらいました。 そこには確かにガードレールにかすった跡が残ってて 車の傷と一致してました。 ただ 違うのが 私が一瞬みた少年が居ない事… そして 近くには民家が無いことでした。 【お前の見間違いだよ】 【おかしいなぁ…】 腑に落ちなかったけど…半ば諦めて帰ろうと 車に乗ろうとしたとき
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