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―――静寂。
「うっ……ウウ……」
体中の部品が、キリキリと悲鳴を上げている。
ボクの目の前には
真ん中で綺麗に斬られ、最早どんな姿だったのか分からない位にバラバラになったCHS-13ユダが、只の金属片となって転がっていた。
そして、
ボクの腕は、切れ味だけを追い求めたのが分かる位、恐ろしく鈍く光る刃へと変わっていた。
朱黒い、刃だった。
END
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