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大介はハッとなった。
『なぁ、人の少ない方に行くって事は森とかそっちに行くつもり?』
俺はそう言われ、ある忘れていた事を思い出した。
『そうか!戻るぞ!!』
俺は元の住宅街に戻る事にした。
しかし、未だに浩二は何にもわかっていないみたいだった。
『なぁ、なんで戻るん?』
『お前は何にも覚えていないんだな。紙に書いてあっただろ、鬼は走って逃げるんじゃ逃げ切れないんだ。細い道を走ってうまく逃げないと』
そう言われて浩二は手をパンと叩いて言った。
『そうか、そういう事か!!』
浩二は本当に嬉しそうにそう言った
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