二日目

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  彼女はハンカチを出して濡れた顔を拭いているが、ハンカチが吸収できる水量などほんの僅かでしかない。   それを見ていた俺は余りにも可哀想に思ったので、タオルを差し出した。   彼女は最初キョトンとした顔をしていたが、理解したのか「…あ。ありがとうございます。」   そう言ってタオルで濡れた髪や制服等を拭き始めた。
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