△小さな友達▲

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また 数年がすぎ 高校生最後の年 健(あー高校生ももう終わりかー) 崇(えーなー兄貴は) 健(まあお前も一年チョイでそつぎょうだろ) 崇(なげーわ) と、まあ色々話をしたあとに またしてもゲーム開始 夕方になりいつものとうりに散歩へ出発と思ったやさき 豪(ゲホ) 崇(あれ、なんか咳してねーか) 健(したなー。どうしたんじゃろ) 爺っちゃに言ってみた 爺(風邪じゃろーしゃーねーわ) 崇(犬も風邪ひくんかな?) 健(さぁ~。まあ今日は散歩はお預けじゃな) それから数日後 豪(わん・・ゴホ) 吠えるし走り回るから大丈夫かなー と思いました 爺(少し良くなってきたみたいだから今日は放すかの) たまに鎖をつながずに外に出すことがありましたが 朝にはちゃんと帰ってきます その日の夜 寝ていたらやな夢を見ました 外を歩いてると 黒い枕のようなものが落っこちてました 健(なんだこれ) 近づいてみると 健(豪!?) そこには冷たい豪がいました はっ と目を覚ますと健(なんだ夢か) 時計を見るとまだ4時20分でした 健(もう一度寝よ) 朝10時 崇(兄貴はよ起き) 健(なんなら喧しい) 崇(豪が) 健(まさか、そんな) 爺(健豪が死んどった) 健(どこで?) 爺(向こうの道の方で倒れとった) そこにいた豪に息はなく 冷たくなっていました それから数週間後春 もうすぐ進学する新しい学校がはじまる準備をしていた 健(はあーもうすぐ新しい一歩か) 外に出て晴れた空の下で一息 ?(ワン) 健(は?) 振り返ると春のひざしより明るい小さな光がありました 健(豪?) 名前をよぶと静かに光は消えました この事を家族に話ても誰も相手にしないと思ったので弟だけに話しました
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