1人が本棚に入れています
本棚に追加
オレは猪田。憧れの大手企業の営業部に入って1年。しかし…
部長「おい!猪田!話があるから来てくれ。」
猪田「わかりました!今行きます。」
部長「最近、頑張ってるな。入社仕立ての頃よりのびてるな」
猪田「本当ですか!?ありがとうございます。」
部長「それでだな…頼みがあるんだ」
猪田「何ですか?仕事ならなんでもやりますよ」
部長「いや、違うんだ…」
猪田「えっ!?」
部長「最近、うちの会社も経営が少しずつだが苦しくなってきている」
猪田「そうですね…」
部長「それでだな、今月からうちの部所から一名だけ人数を減らす事になってな…」
猪田「………」
部長「それで、うちの営業部で一番営業成績が悪い猪田!おまえに辞めて貰うことになった。」
猪田「そう…ですか…。」
部長「本当にすまない!許してくれ!会社のためなんだ…」
猪田「はい…わかりました。辞めます。」
部長「なんだよ。ずいぶん素直だな」
猪田「僕一人辞めて、会社が助かるならそれでいいです!」
部長「そうか…すまなかったな。これからも頑張ってくれよ!」
猪田「はい!」
とは、言ったものの実はすごく悔しかった…
これから、どうしようか…体全体の力がぬけた。
オレは仕事を無くしてしまったんだ…。
最初のコメントを投稿しよう!