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職を失ってからのオレはギリギリの生活のなかで必死に仕事をさがしていた。
いろいろな会社の面接をただひたすらうけてきた。
結果は全て駄目。
何処の会社の面接にいっても聞かれるのが…。
面接管「最後にお聞きします。あなたの目指すものはなんですか?」
猪田「………」
面接管「はい。お疲れ様です。」
オレは、何回同じ質問がきても答える事ができなかった。
おそらく、受からない理由は「目指すもの」がないからだ。オレは核心した。
会社に勤める前のオレには目指すものがちゃんとあった。
しかし、会社に勤めてからは目指すものが失っていて、営業成績の事しか頭になかった。
目指すもの……今のオレには分からなかった。
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