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剱「社長さん、お仕事はしないとダメですよ?」クスクス 和「そうですよッ さ、行きましょう」 和馬(秘書)が腕を引っ張るが、正一は動こうとしない 和馬は呆れてこう言った… 和「何がお望みなんですか?」 すると、正一はボソッとこう言った 正「ここに…いたい」 和馬はア然とした…… プライベートでは、一切人と関わらない社長がここにいたい? 和「正一……まじ?」 剱「え?」 和「あっ………」 驚きのあまり素が出てしまった すると、ずっと座っている正一が口を開いた…… 正「和馬は俺の幼なじみだから」 剱「あぁ~、そーいうことか ってか、ここにいたいならさ、仕事こなしてから来ていいからちゃんと仕事終わらせてこいよ」ニコッ その言葉に正一は嬉しそうに顔を上げた 正「…ホントか?」 剱「おう、夕飯作って待ってっからさ」 それを聞くと正一はパッと立ち上がり、和馬にさっさっと終わらせるっと言って玄関に歩いて行った その行動に和馬はただただ驚いていた……
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