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06.夕凪
眠りに墜ちて目を開いたら
知らない間に渚に来てた
夕凪の海に取り残されて
遠くの方で手を振る人
その景色が褪せていく頃に
少しだけ僕に笑いかけた
胸の中 風が騒いで
君の顔を思い出してる
花の匂いも無い部屋で
話した事思い出してる
思い通りの夢に潜るのは
難しすぎて まだ無理だけど
魔法が欲しいとか
バカみたいって
そう思っても本気だった
あの日 幸せを持っていたら
出会えなかった発光体
続きだけを ただ知りたくて
また今日を生きている
たとえひとつになれなくても
それでも今日を生きている
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