はたして鳶は鷹を生んだのか

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「そういえば路利はどうなんだい?」 「ん?」 「か・の・じょ!」 軽く落ち込んでいた俺を尻目にシテヤッタリ顔で飯を頬張っていた路利に、親父の興味の矛先が向いたようだ。 よくやった親父!ワハハ今度はお前が恥かけ路利ィ! 「4日前だったかなぁ…なんか女バスの先輩からコクられた。」 ナンデストッ!? しかもコイツやれやれだぜみたいな顔してやがる。 だからバスケ部は嫌いなんだ!背が高いだけでモテやがって!まぁ、確かに路利も顔はそこそこだ。 でも、俺だってそこそこそこぐらいある筈だッ! 「流石お母さんの子ねぇー!」 お母様、俺も貴女の子供です。
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