無精髭～僕はまだ、生きている～

すげぇ～よ

土曜日の昼飯を食べ終わった暇な午後。
喫煙所でダラダラとコーヒーを飲みながら彼女にメールをしていた。

彼女は…６コ年上の彼女はとゆうと、母の日のプレゼントだとゆうことで、お母さんと長野に小旅行に出掛けている。

今日は点滴もなし、薬を朝昼晩飲んで以上おしまいの僕には、天気の良さと暇な時間が窮屈になりだした…そんな午後だった。

土曜日ってコトもあって外来患者もいないし、外泊外出患者もちらほらで、喫煙所も貸し切り状態。
タバコをプカプカと吸って、もも太郎アイスをかじっていた…そんな午後でもあった。

彼女…６コ年上の彼女からは頻繁にドコゾに着いたとか、バスの中だとか昼はコレだよ的な写メが次々に送られてきた。

大好きで大事な６コ年上の彼女なんだけど、天気の良さと暇な時間に悩まされている僕には、軽くウザかった。

そんな午後…
一組の夫婦が中庭から仲良く歩いて来た。
５０歳前後の夫婦。
奥さんの手を旦那さんがゆっくりとひいていた。

２人で僕に笑顔で会釈をして喫煙所に腰をかけて、奥さんは深呼吸をして、旦那さんは背中をさすってた…

そんな午後だった。