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真澄は寂しそうに言う。 それを見て喜と夜利はお互い顔を見合わせる。 「去年は駄目だったけど、今年こそは頑張るから」 『真澄・・・』 『真澄坊や・・・』 真澄はゆっくり隣の切株に近づくと、そっと触れる。 「弥生・・・」 『・・・そ、そうた真澄!何か校舎が騒がしいけど何かあんのか!?』 喜は慌てる様に聞く。 すると真澄は喜に向く。 「今日、入学式だから」 真澄は二人を見て言った。 .
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