クルー**ニク

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「綺麗ね。だけど私が欲しいのはこれじゃないの」 女は、一瞬のうちに近づいて、男の頬に手を添えた。 紅い瞳。 女の瞳が、男を捕らえる。 「銀色…そう、この色よ」 女は男の目に指を伸ばしかけて、やめた。 男はひどく怯えた顔だ。 「いま貰うのは止めてあげる。貴男なりの終焉になったら、貰いにいくわ」 .
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