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シエルのいる部屋の窓を勢い良く突き破る。
割れたガラスに肌を傷つけられながらも、部屋に着地する。
「ランさん…?」
そこには…包帯を解いた、オレンジ色の目をした少女がいた。
赤毛に緋色の目。
良い選択だと、少し感心した。
少女の無事を確認し、俺は安堵のため息を吐く。
「シエル」
「やっぱり、ランさんでした」
シエルはそういって満面の笑みを俺に向けたま
それは今までで一番美しい笑みだった。
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