孤独

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一年過ぎた。 銀色の髪をした女がしばらく住み着いたが、俺の周りをうるさくうろついて、気が付くといなくなっていた。 ジルはリトと一緒に目的の無い旅に消えていった。 十年過ぎた。 ハンターと名乗る男が来たが、指を振るだけで終わった。 二十年過ぎた。 ふと窓から庭を見ると、白い棺の周りだけ花や草が朽ちていなかった。 .
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