~作戦~

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ク「とりあえず・・・ここの入り口は閉まってるから、裏にまわって別の入り口を探してみよう。」 ザ「うん・・・」 クラウドとザックスは、暗い道を懐中電灯で照らしながら、ゆっくりと病院の裏へ足を進める。 ガサガサッ ザ「ひゃっ!!」 ク「ただの風だよ。いちいち驚かないでよ・・・。俺までつられるから。」 ザ「だってぇえ!!」 ク「はぁ・・・」 二人が裏まで来たとき、灯かりのついた部屋が見えた。 部屋の前まで行くと、二人が足をとめた。 部屋の窓が小さく開いていて、少し覗いてみると、誰もいなかった。 ザ「ここから行けるんじゃない?」 ク「上手くやればの話だけどね。」 窓をゆっくりと全開にし、二人がゆっくりと窓に足をかけようとする。 ザ「ちょっと待って!!いくら窓が全開だからって、二人で同時に中に入るって無理じゃない?」 ク「大丈夫だよ。一人ずつ入ってたら、中に入るのに時間がかかる・・・。その前にこの部屋に人が戻って来たら、どうする?そっちのほうがヤバいよ。それに子犬のザックスが、この窓から中に入れないってことは、ありえないね・・・。」 ザ「クラウド。お前って、ほんとに・・・」
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